企画展はさることながら 常設展も楽しい! 十和田市現代美術館

奥入瀬渓流・十和田湖・温泉など、たくさんの素敵な自然であふれている青森県 十和田市。

そんな自然が豊かだからこそ、もちろん、ヒメマスや十和田にんにく、ゴボウに長いも、ネギや十和田ポークなど美味しいものもいっぱい!!

でもでも、今回おすすめしたいのは“美術館”!!

現代美術を中心に様々な企画展を実施している十和田市現代美術館の常設展はとっても充実✨

現代美術って、難しそう…と感じる方も多いかもしれませんが、十和田市現代美術館の常設展は、自分自身もアートの一部になって体感する展示も多く、現代美術を通して不思議な感覚や新しい感性に出会うことができるので、楽しい!!

鑑賞しに行くというより、遊びに行くという感覚がぴったりの美術館になっています。

コンセプト

省庁の再編などによって空き地が多くなった官庁街通りを利用して、十和田市をより魅力的で美しい景観に!と始まったArts Towada計画!

その中核「アートを通した新しい体験を提供する開かれた施設」として2008年にOPENしたのが十和田市現代美術館です。

Arts Towada計画が官庁街通り全体を舞台にしていることもあり、美術館の周りだけなく、その前の広場や通り沿い、商店街にまでアート作品がたくさんあり、美術館自体も屋内と屋外がつながるような開放的な造りになっています。

そんな空間には、なんと世界で活躍する33組のアーティストによる38点もの恒久設置作品が!

美術館を歩きながら、街を歩きながら楽しめます🎵

アートの一部に!遊びたくなるアート作品

もちろん、見てかわいい&きれいな作品には目を奪われますよね。
しかも十和田市現代美術館の作品は圧倒的な大きさで大迫力!思わず、「お~っ」と見上げてしまいます!

◆美術館の入り口には十和田の象徴でもある馬のアート作品が!↓

(《フラワー・ホース》 作:チェ・ジョンファさん)

◆その大きさやリアルさを見てみたかった作品!↓

(《スタンディング・ウーマン》 作:ロン・ミュエクさん)

実際に見てその迫力と、血管までも再現された見た目に見入ってしまいます。

どこか、お母さんのそばにいるような安心感があるのは私だけ…!?

◆女の子やワンちゃん、キノコの下や周りをいったりきたり…なんだか、一緒に遊んでいるような気分に!!↓

(《愛はとこしえ十和田で歌う》 作:草間彌生さん)

雪の中でも寒さを忘れてはしゃいじゃいます🎵

黄色のかぼちゃは中にも入れて、中も素敵な空間❤︎

 

くすっとしてしまうCuteな作品

◆雪の中、凍えるマーモット・・・寒いのにバケツに・・・↓

(《あっちとこっちとそっち/ぼくはきみになれない》 作:山極満博さん)

思わず、どんな気持ちなのか考えちゃいますね。まさに「ぼくはきみになれない」・・・

山極さんの作品はこの他にも何点かあり、その所在は美術館のマップにも書かれていません。。。

探して探して、、、帰る間際見つけたときには思わず声を上げてしまいました!

◆行く前からひとめぼれ♥ 実際に行くとさらに♥♥↓

(《ファット・ハウス》《ファット・カー》 作:エルヴィン・ヴルムさん)

私が出会いたかった作品の1つ!!

かわいい見た目でとっても気になっていた作品で、中に入って見たかったのですが・・・

中に入ってみると、、、なんとお家が話していました!

しかも、考えさせられる内容・・・何が普通なのか、何がアートなのか、これは家なのか、作品なのか・・・

想像を超える面白さでした✨

 

視野を広げてくれる作品

普段私たちの目には見えていないもの・・・

◆動物の視線のその先には素敵な世界が!↓


(《ザンプランド》 作:栗林隆さん) ©Mami Iwasaki

白の世界観のこの部屋の先、アザラシの目線には私たちではみることのできない光景があることに気づかされます!

訪ねた際には、是非覗いてみてください!!

◆一人だけの家の中、そこには誰かが!↓

(《メモリー・イン・ザ・ミラー》 作:キム・チャンギョムさん)

誰もいないのに姿を現わす影・・・それは、生きている人の影なのか、見守ってくれている祖先なのか・・・それとも・・・

常に見えない影が、思い出の中にいるような、見守ってくれているというような、、、

自分の影でアートに参加も🎵

体験できるアートは他にも

◆思い出を、願いをりんごの木に↓

(《三途の川》《平和の鐘》 作:オノ・ヨーコさん)

屋内に用意された、短冊とペンで思い思いのメッセージを書いて、鐘を鳴らしてお祈り🎵

(リンゴの木は冬につき、リンゴ感がなかったのでイラストで失礼いたします・・・)

◆これは行って体感しないと見えない!遠近感を失う70年代のクラシックな空間↓

(《ロケーション5》 作:ハンス・オプ・デ・ビークさん)

◆光と音でスピリチュアルな五感を体感↓

(《光の橋》 作:アナ・ラウラ・アラエズさん)

*      *      *      *      *

この他にもたくさんの驚きとドキドキがたくさん🎵

春には桜、

(撮影:小山田邦哉)

夏には緑や日差しとのコラボで全く違う景観も楽しめるようなので、四季を通して行ってみたいですね♥♥

(撮影:小山田邦哉)

現代アートから見える不思議な世界は私たちの生活にも、くすっと笑える発見や今までとは違う視点を与えてくれるかもしれません🌟

世界を楽しんでいるようで、まだまだ全然見きれてないなぁ~と、想像(妄想)せずにはいられなくなりますね♥

機会があれば是非、鑑賞に・・・遊びに行って見てください✨

【協力:十和田市現代美術館】

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