冷凍技術はここまで来てる!噂の「凍眠」で実証実験してみたよ
正直、冷凍保存って悪い印象しか持ってなかった。
飲食店で食べるお料理はお肉もお魚も仕入れてからの新鮮な状態で、その良い状態を如何に長持ちさせる技術と知識があるかがお店に問われる真価だって。
でもそんな固定概念がもう古いって気づいた。
その経緯、実体験を綴っていくね。
前から冷凍技術が進んでて凄い!
って大雑把ながら知ってはいたけれど。
実際どれくらい凄いのかはわからず。
→デリシャスノーツ解説!凍眠についてはこちらをクリック
テレビとか動画で特集されてるのを観ると、確かに凄いって思う。
でも自分の目で見て、体験する事ほどわかりやすいものは無いよね。
冷凍技術の真価を今回教えてくれたのはテクニカン営業部・石井さん。
石井さんが用意してくれたのは凍眠で今年(2021年)の2月に冷凍させた国産牛肉・外国産牛肉・鶏肉・鮪の赤身・牛乳・マンゴー。
基本、冷凍させたものは流水解凍でOKとの事。
まずお肉と鮪を流水で解凍。
お肉はサイズが小さいから6,7分水に当てただけですぐに生肉の状態に。
鮪は流水→水に浸した自然解凍で15分くらい放置。
一度解凍したお肉は全くドリップが出なくて。
普通、冷凍したものってドリップが出て質が悪くなったり生臭くなるのにそれが無かった。
解凍→冷凍→解凍→冷凍→解凍、合わせて3回この作業を繰り返して、
フライパンで焼いて実食。
焼いたお肉を見て、なんという事でしょう。
ジューシーでしっかり美味しくて、冷凍肉で懸念される冷凍焼けした気配が微塵にも感じられなかったよ。
色んなお店を食べ歩きしてるから、お肉についてもある程度美味しさの良し悪しは分かる(つもり)。
だから冷凍されたお肉が個性を失わないで食べれる事が衝撃的だった。
鮪も同じ。
解凍してもドリップ無し、臭みも無し、しっかりちゃんと美味しかったよ。
もし、この技術がどんどん普及してお鮨屋さんとか海鮮居酒屋さんに季節には無いような魚のお刺身とかお料理が出るようになったら凄く嬉しいなあ。
冬が美味しい大間の鮪が夏に食べれたり、とかね。
他の試食させてもらったものも何も言われなければ冷凍しただなんてわからないくらい自然な「牛乳」と「マンゴー」だったよ。
コロナの影響でまだまだおうち時間が大切にされるこのご時世。
冷凍技術でお店の美味しさだったり、遠くまで行かないと食べれない食材とかお料理をおうちで簡単に食べれる仕組みがどんどん普及されていったらいいなあ。
科学の力って凄い。