東京の旨い鮨やを食べ歩く、第一回目代々木上原「鮨艪」

東京の旨い鮨やを食べ歩く第一回目代々木上原本格寿司店「鮨 艪 KAI」

「艪」と書いて「カイ」と読むこの店名の寿司店は、2013年7月19日に代々木上原駅徒歩2分の場所にオープンされ今年で4年目。

記念日は鮨と決めてから、今年で3年目になる毎年恒例のメリークリスマ寿司に選んだ。
24日は満席で25日は定休日の為お休み、なんとかあいていた12月26日(火)19時に2名で予約を取り訪問した。

お店には5分前の到着。
店内に入りコートをスタッフさんに渡すと、ラッキーなことに中央のカウンター席に座ることが出来た。

メニューはすべてオススメでスタート。
「嫌いなものはありませんか?」
と大将に聞かれ、「ありません。」と答え飲み物をメニューを受け取る。

まずはサントリーのマスターズドリームで乾杯。

くわいの擂り流し
心の中からあたたまる、優しい味。くわいの苦味がアクセントとなって食欲を増す、大人な味わいを楽しめる。

にぎりは中とろからのスタート。
大間の鮪は上等な旨味ときめの細かい柔らかな脂感がたまらない。



天王寺蕪のふろふき。
胡桃と味噌のソースがいい香りです。

続いて出てきた香箱蟹 三杯酢のジュレを乗せて。
北里のこの時期にしか食べられない香箱蟹を内子も外子もあわせて、贅沢に盛り込まれた一品。
さっぱりとした三杯酢が絶妙の味わい。
蟹の卵のプチプチ感も心地よく、まるで宝箱のようにも見える。

そろそろ2杯目にと日本酒はオススメの花垣、超辛をいただくことに。
福井のお酒がでてきたので、聞くと大将は福井の出身。

これはさきほどの香箱蟹など北陸の幸が美味いはずです!

煮たこは墨塩で
かわはぎの肝ポン酢かけ。

白子の天ぷらと生海苔。
鉄板の旨さ、濃厚な白子の旨味を磯海苔が包んでくれる、旨さと優しさが融合した一品。
イカのにぎりは墨塩。
とろけるようなイカの舌触りの後墨塩の旨みとさっぱりした香りがしました。

北海道仙鳳趾産(せんぽうし)の牡蠣。
口の中でクリームのような味わいとなっていっぱいに広がります。

かすご鯛黄身酢乗せ にぎり
真鯛の稚魚であるかすごは噛めば噛むほど感じることが出来る旨味が秀逸。最後に柚子のかおりがふんわり。

山梨県は塩山、甲斐ワイナリーのかざま甲州にチェンジ。
スッキリとした飲みくちでお寿司とのマリアージュがここち良い。
とても飲みやすく、美味しいワインでした。

ぶり大根は焼きで。
上品な味わいで最高に旨いですね。
ゆり上げの赤貝にぎり
こりこりの食感に感動。

ズワイガニと雲丹といくらの茶碗蒸し。
日本一高級な鯵、鹿児島県出水産の鯵のにぎり。

車海老のにぎり
茹でたてなのか、ぷりぷりの食感を残しながらいただける絶品。
鯖のにぎりは昆布締めをのせたもの。

馬糞雲丹の軍艦。
のどぐろのにぎり。
炙りの香ばしさにこころ奪われた後、脂ののった身が口の中で蕩けてふわっとなくなってしまいます。

蟹わん。
蟹の香りが溢れ出す赤出汁。
青ねぎのみなのにこの贅沢感溢れる味わいに感動。
煮あなごのにぎりからの玉。

この玉子焼きがカステラみたいにふんわり。
実に旨い。


最後にはフルーツの柿をいただき終了。
冷たくシャキシャキした食感が、一手間を感じさせる。
大将のこだわりに感謝したい。

とっても素敵なメリークリスマ鮨をいただけて感動です。
店主の山本氏は美登利寿司総本店から独立されたそう。
最後にも快い挨拶でお見送りいただきありがとうございました。

お隣のお客様に出されていた福井の純米酒早瀬川は旨い鯖にあう酒だと、持ち込みOKのお寿司屋さんに持ち込んだほどの銘酒。
どこにでもあるブランド酒だけにこだわらない、こんなお酒に偶然出会うのも、こちらのお店が名店である証拠でしょう。

ごちそうさまでした。
また来ます!



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