【MosoVoyage @ クラシタノシク】フェルメールの風景
年始から告知されていたフェルメール展!!
今月頭からやっとはじまりました!
街のあちこちにフェルメール!
(↑写真は中目黒 高架下にて)
展示は2018年10月5日~2019年2月3日に上野の森美術館で、2019年2月16日~2019年5月12日に大阪市立美術館で開催(予定)っ。
何といっても寡作で有名なフェルメール。
近年(私の記憶ではここ15年ほどな気が…)人気が出て、最近では作品が一点来ただけでも美術館が混み、作品の周りには人だかりという状況。
今回の展覧会も激混みとなることだろう。
それを見越してか、東京展に関しては日時指定入場制という、事前に日時指定されたチケットを購入するというシステムになっている。
(…外で3時間以上並ばなくてよいだけでもありがたい!)
さてさて、オランダ人画家としてレンブラントと並べて話にでることも多いフェルメール。
影と光という表現で題されるそれぞれの画家だが、フェルメールの作品には、いつもどんよりしているオランダの空気感の中で雲間から光が差すような絵が多く見受けられる。
そんなフェルメールの絵には画家の背景や生活した空気が含まれているものも多く、画家を少し身近に感じられる。
そして、生い立ちや生まれたところを知れば、自分なりの想像を膨らませることがもっと楽しくなるだろう。
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フェルメーにまつわる風景はオランダにたくさん!
私もバックパックしていた頃フェルメールをめぐる旅をしてフェルメールの姿を妄想しました‼︎今回はフェルメールの出身地”デルフト”を。
オランダの主都アムステルダムから早い電車で1時間30分ほどのところにあるロッテルダム。そこからバスで1時間ほどの終点の停留所、デルフト。
(1つ手前のほうが街の中心地に近い!?)
ここにはフェルメールゆかりの場所が多く残っており、街のいたるところでフェルメールに会える!
駅の前の道を右へ進むと、フェルメールの牛乳を注ぐ女の像が迎えてくれる。
(私が訪れた時には右手にある案内所には、主要なフェルメールのゆかりの地にはVマークがついているわかりやすい無料市内地図も。)
案内所を背にして左へ進み、MARKTあたりを散策しながら入ったBRABANTSET URFMARKTの通り(川沿い)のレストランは、偶然にもフェルメールの作品の模写で壁がいっぱい!
偽物ではあるが、全世界に散らばったフェルメールの30数点の絵に囲まれて飲むコーヒーは、ゆったりと深い香りが❤️
(ちなみレストランなので流石にコーヒー1杯だけ飲みたいと言ったら、さすがに少し嫌な顔をされ、アップルケーキを勧められたりしたけど、了承してくれました。次はコーヒー以外も…!)
そのレストランから少し歩き、BURGWAL通りにある教会(この通りからだと教会の裏手になる)に隣接した建物は、フェルメールが奥さんと供に住んだといわれている住居。
この辺を画材を持ちながらフェルメールは絵のことを考えながら歩いたのかな…なんて妄想も!
ここから見た景色は、小路のモデルになったと言う研究家もいた。
(この謎については、解明されその場所は残念ながらここではなくフェルメールのおばさんの家とされた!)
教会の正面側は、メインの新教会の脇になる。新教会はMARKTに面する。
この広場に面して入って来た方と逆側にフェルメールが産まれたメーヘレン亭だった建物がある。
少年フェルメールは何度をここを走ったことだろう♩
その裏の通り、橋を渡ってすぐのところにはフェルメールセンターと、フェルメールの育った飛ぶ狐亭だった建物がある。
通りをMARKTを背にして左に行き、一つ目の川を右に行くと、左側に旧教会が見えてくる。この教会の中にはフェルメールのお墓がある。
最後のフェルメール縁の地として、駅の向こう側にある、昔、港のあった場所へと向かう。
ここはデルフト眺望の描かれた場所である。
景色は変わってしまったが、デルフト眺望にある雰囲気は、今もなお感じられる場所。
まさに、この日はフェルメールの絵にもある濃厚な雲が!
そして建て替わった建物の奥にはフェルメールも描いた教会の鐘塔が。
この辺からフェルメールは書いたのかな❓
この雲の感じをどんな色に見て、どんな風に考えながら描いたのかな❓
実物でないとわからない分厚いけど明るくも見えるあの雲をどう描いたのか❓
なんていくらでも妄想して眺めることができる!
今回、デルフトの眺望や小路の来日はないが、こんな風景を他の作品で発見した時には改めて妄想してほしい!
良い妄想Voyageを♪
*日々、海外の情勢は変わっておりますので、お出掛けの際は外務省のHPなどをチェックして現地の最新の情報で判断してから安全にご旅行ください!