女子一人旅におすすめ!1泊3日でも満喫できる神津島の旅!
神津島とは
都心から南へ約180km。伊豆七島の真ん中あたりにある、神津島。
太古の昔、伊豆諸島を創造するために7人の神々が集まったという伝説の島。
島の中央にそびえ立つ岩肌が凛々しい天上山は、島のシンボル、
海は、透明度の高いコバルトブルー。
砂浜はまっしろく、陽の光に照らされキラキラと光りを放つ。
夜は地平線上の隅から隅までぎっしりと瞬く星空が。
まさに、天国のような島。
でも、、、信じられますか……?
ここは東京都なのです。
そんな神津島を今の時期、土日休みだけで楽しめるプランをご紹介!
島の魅力は海水浴だけではありませんよ。
竹芝桟橋発の夜行便に乗り、調布飛行場に飛行機で帰ってくるという、ちょっぴりハードなスケジュールですが、アウトドア系女子に向けた、モリモリプランです。笑
神津島へのアクセス
神津島へのアクセスは船で行くか、飛行機で行くかの二通りです。
①船で行く場合
竹芝桟橋発着でジェット線だと約3時間40分、大型船だと約12時間かかります。
時間的わ節約するならジェット船が便利ですが、海上が時化ると欠航してしまうというデメリットも。確実に行くなら大型船のほうがベター。
②飛行機で行く場合
調布飛行場発着で45分かかります。
時間を短縮したいなら飛行機をチョイス。風が強くても飛んでくれますが、曇や雨の日は欠航もあるので、要注意。
いざ、1泊3日弾丸旅行!
22時半発、夜行の大型船で弾丸の旅はスタート!
東京都竹芝桟橋を出発して、東京湾を抜け、大島、利島、新島、式根島、神津島、の順に停泊していきます。
神津島・多幸湾到着
おおよそ10時頃、多幸湾港に到着!
神津島には、多幸湾港と神津島港の二つの港があり、天候に合わせて停泊港が変わります。今回は多幸湾に。船を降りると出迎えてくれるのが、天上山!
降りた瞬間からテンション上がります!
ひとまず宿へ
今回お世話になるお宿は「みんなの別荘ファミリア」さん。
多幸湾から車で12分程、海水浴もできる前浜海岸から徒歩5分ほどのところにあるB&Bスタイルのお宿。
けんちゃんとあやのさんという、明るく優しく面白いお二人がおもてなししてくれるお宿です。
事前にお願いをすると、港まで送迎もしてくれますよ!
リビングは広々としており、他のゲストの方との交流もできます。ファミリアこだわりのコーヒーでほっと一息しつつ、旅の話で盛り上がりましょう!
お部屋は、シングル、ダブル、スイートなど、ニーズに合わせたお部屋タイプが用意されております。
詳しくは、下記サイトもご確認ください。
https://www.familia-family.com/
おにぎりを買って天上山へ
この時期どうしても抑えておきたいのが、天上山への登山。標高は571mとそれほど高くなく、女性でも登りやすい山です。とはいえ、頂上でのんびりすることも考えると、登山時間は4時間くらいを見ておく必要があります。神津島に着いたら、急いで登山の準備をしましょう。
登山口途中の関庄商店でおにぎりを買って、いざ出陣!
登山ルートは黒島口から登って、白島口に降りるか、または、その逆でもOK
黒島口の方は岩場で急なので、下りだと少し危険。
ライオンキングを聞きながら、ワイルドに登ることをおすすめします。
標高が高くないからと言って、あなどるなかれ。頂上から見える景色は天空に降り立ったかのよう。
大島~御蔵島までの伊豆諸島を一望できてしまうのです。
天気が良ければ富士山を拝むこともできます。
新東京100景に認定されている展望地もあり、見渡す限りの景色、すべてが圧巻。
頂上は比較的平坦で、まるで月が地球に引っ越しをしたかのような、裏砂漠と呼ばれるところも。
年月をかけ、少しずつ細かくなった砂地が広がり、広大な砂漠に一人不時着したサン=テグジュペリの様な気分になります。
とにかく人が少ないので、絶景を一人占めできますよ!
疲れた体を温泉で癒そう
錆崎温泉神津島温泉保養センターは島民も毎日通う憩いの場。泉質は、強塩泉(もはや海水)で短時間でも体がポカポカと温まります。
水着着用必須の展望風呂では雄大な太平洋が望めます。夕日や星空を楽しみながら入浴するのも催行です。神津島港の近くにある観光協会で温泉チケットを買うと、200円割引になりますよ!
Hyuga breweryの明日葉ビールで乾杯!
夜は、島の醸造所で作られたクラフトビールを頂きにHyuga breweryへ。
ここのおすすめは、明日葉ビール。明日葉とは伊豆諸島の特産物で、セリ科の植物。独特な香りがするので、ビールとは、、、合うのか、、、と思っていましたが、、、一口目から、もう、おいしい…!ビールのホップと明日葉の風味が見事にマッチ!完全に期待を裏切られました。
その他、ビールに合うお料理も楽しめるので、島ごはんを味わい尽くせます。
夜は満点の星空を
神津島に来たら星を見ないと寝てはいけません。笑。おすすめの、観察スポットは、集落から徒歩で行ける「よたね広場」。レジャーシートを広げて、ぼーっと星を眺めていると、すーーっと流れ星が!空が開けているので、地平線ギリギリにある星まで観測することができます。星がありすぎて、普通は見つかるオリオン座だって、見つけるのが大変なほど。空いっぱいの星を眺めていると宇宙旅行をしている気分にもなれますよ。
朝から海沿いをお散歩
翌朝は海の風を浴びつつ海岸散歩を。
宿の近くの前浜海岸は、白の砂浜とコバルトブルーの海のコントラスを楽しめる定番のお散歩コースです。
前浜海岸の中央にはその昔、伊豆諸島の神々が集まって、島の水を配りあったという伝説の、オブジェが飾られています。
神話はこんなお話。
はるか昔、神々によって伊豆七島がつくられとき、真ん中の神津島で、命の源である水をどのように配分するか話し合われました。
討議の結果、次の日の朝、先着順にすることに。
翌朝、一番早く来たのは、御蔵島の神様。御蔵島は最も多くの水を手に入れることが出来ました。
次に、新島、八丈島、三宅島、大島の神様がやってきて、次々に水がくばられました。
最後に寝坊してやってきたのが利島の神様。既に水はほとんど残っていませんでした…これを見た利島の神様は怒り、僅かに水が残っていた池に飛び込んで暴れ回りました。その水があちこちに飛び散り、神津島には至る所で水が湧き出るようになったと言われています。
神話の世界が今も語り継がれているって、とっても神秘的ですよね。
前浜近くのお土産屋さんでお買い物
前浜近くには、丸島土産店と黒潮紹介の2店舗が並んでいます。高級赤イカの塩辛や岩のり、島民のエネルギー源「盛若」(麦焼酎)、桑の木からできたグラノーラなど、神津島名物土産が手に入りますよ!
ヅケ丼で腹ごしらえ
神津島は島随一の漁獲高を誇る島。やっぱり、海鮮料理は食べたいですよね。コスパが高く人気の海鮮丼を食べられるのが、「よっちゃーれセンター」よっちゃーれとは神津島弁で「よっていってね」という意味です。
一番のおすすめはつやつやの漬け丼。プリプリの食感と程よい醤油加減がたまりません。
神津島空港から飛行機で帰路へ
15時10分発の飛行機で惜しみながら東京へ。
最後に
いかがでしょうか?飛行機ですと、船と違って満席でチケットが取れない!ということも少なくて、急にお休みが取れた!という時も利用しやすい交通手段です。1泊2日の中でも神津島の優しい島民の方達と出会い、絆を深める旅になることを祈っています。
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文/旅するフリーランス女将 櫻井智里(さくらいちさと)
参考webサイト/https://kozushima.com/
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