
スーパー台風の前にやるべき!自宅まわりの点検・掃除7つのコツ
毎年9月から10月にかけては台風シーズン本番。ニュースでも「スーパー台風」への警戒を呼びかける声が増えてきましたよね。強い勢力の台風が接近すると、暴風や大雨だけでなく、身近な自宅まわりのちょっとした「見落とし」が思わぬ被害につながることがあります。
ある気象科学者は、台風が来る前にこそ「自宅周囲の意外な箇所」を掃除しておいてほしいと話しているとのことです。つまり、特別な工事や大がかりな準備をしなくても、日ごろのお掃除の延長で被害を減らせる部分があるということ。
この記事では、台風が近づく前に家庭でできる点検・掃除のコツを7つに分けて紹介します。どれも週末や仕事帰りの短い時間でできることばかり。無理なくできる範囲から取り入れて、いざという時に慌てない住まいを目指しましょう。
なぜ「掃除」が台風対策になるのか
台風対策というと、食料の備蓄や懐中電灯の準備を思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろんそれも大切ですが、実は「詰まり」や「散らかり」が被害を大きくするケースが少なくないと言われています。
水の逃げ道をふさがないことがカギ
大雨のときにいちばん怖いのは、水がスムーズに流れずにあふれてしまうこと。落ち葉やゴミが排水口をふさいでいると、行き場を失った雨水がベランダや玄関に逆流し、室内への浸水につながることもあります。逆に言えば、水の通り道さえ確保しておけば、多くのトラブルは防ぎやすくなるのです。
「飛ぶもの」を減らすと安全性が上がる
もうひとつのポイントが、暴風で飛ばされそうなものを事前に片づけておくこと。強風で飛んだものが窓ガラスを割ったり、隣の家に被害を与えたりすることもあります。掃除と片づけは、そのまま防災につながる行動なのですね。
コツ1:ベランダ・バルコニーの排水口を掃除する
まず取りかかりたいのがベランダやバルコニーの排水口です。ここに落ち葉やホコリ、髪の毛、砂ぼこりがたまっていると、大雨のときに水がはけずにたまってしまいます。
- 排水口まわりのゴミを手袋をして取り除く
- 溝にこびりついた汚れはブラシでこすり落とす
- 排水ネットを設置しておくと次回以降がラク
ベランダに水がたまると、その重みや浸水で室内に水が入り込むこともあります。台風接近の前日までにきれいにしておくと安心です。
コツ2:雨どい・側溝のつまりをチェックする
屋根から流れる雨水を受ける雨どいや、家のまわりの側溝も要チェックです。落ち葉や泥が詰まっていると、雨水があふれて外壁を伝ったり、地面にたまったりします。
高い場所の雨どい掃除は無理をせず、目視で確認できる範囲にとどめましょう。手が届かない箇所や2階以上の作業は危険なので、気になる場合は専門業者への相談を検討してください。側溝は、玄関前や家の裏など水がたまりやすい場所を中心に、ゴミをかき出しておくと効果的です。
コツ3:ベランダの「飛ぶもの」を室内に取り込む
暴風で飛ばされそうなものは、台風が来る前にすべて室内へ移動させましょう。意外と見落としがちなものが多いので、リストにして確認するのがおすすめです。
- 植木鉢やプランター
- 物干し竿・ハンガー・洗濯ばさみ
- サンダルやスリッパ
- ほうき・ちりとりなどの掃除用具
- 折りたたみの椅子やテーブル
室内に入れられない大きなものは、動かないようにひもで固定したり、風の当たりにくい場所に寄せたりして対策します。「これくらい大丈夫」と思うものほど飛びやすいので、念のため片づけておきましょう。
コツ4:窓まわりの補強と掃除をしておく
窓ガラスは台風で被害を受けやすい場所のひとつ。飛来物が当たって割れると、破片でけがをする危険もあります。
掃除ついでにサッシの溝もきれいに
窓のサッシの溝にゴミがたまっていると、吹き込んだ雨水が排出されずに室内へ入り込むことがあります。歯ブラシや細いブラシで溝を掃除し、水の逃げ道を確保しておきましょう。
割れ対策には養生も
窓の内側からカーテンを閉め、飛散防止のために養生テープやフィルムを使う方法もよく紹介されています。ガラスが割れても破片が飛び散りにくくなるとされています。雨戸やシャッターがある場合は、忘れずに閉めておきましょう。
コツ5:玄関まわり・庭を片づける
玄関先や庭も、風で飛ぶものがないか確認します。自転車は倒れないように壁ぎわに寄せて固定し、傘立てやマット、置き看板なども室内や物置に移動させましょう。
ガーデニンググッズやアウトドア用品を屋外に置いている方は、この機会にまとめて片づけておくと安心です。庭の落ち葉や枝も、排水を妨げないよう掃き集めておくとよいですね。
コツ6:非常用の備えを見直す
掃除と並行して、停電や断水に備えた準備も確認しておきましょう。台風による停電は数時間から長引くこともあると言われています。
- 懐中電灯やモバイルバッテリーの充電
- 飲料水や簡単に食べられる食料の確保
- 常備薬や救急用品の確認
- スマホで最新の気象・避難情報を見られる状態に
冷蔵庫の中の食材も、停電に備えて早めに使い切る計画を立てておくとムダが減ります。お風呂に水をためておけば、断水時のトイレ用水としても使えます。
コツ7:ハザードマップと避難ルートを家族で確認
最後に、住んでいる地域の危険度を知っておくことも立派な備えです。自治体が公開しているハザードマップで、自宅が浸水や土砂災害の危険がある区域かどうかを確認しておきましょう。
避難が必要になったときに備えて、家族で避難場所やルート、連絡方法を話し合っておくと安心です。詳しい避難情報や警戒レベルの意味は、お住まいの自治体や気象庁の公式発表をご確認ください。
まとめ:掃除と片づけが、いちばん身近な台風対策
スーパー台風のような強い勢力の台風が近づくと不安になりますが、日ごろの掃除や片づけの延長で防げる被害は意外と多いものです。排水口や雨どいの詰まりを取り、飛ぶものを室内にしまい、窓まわりを補強する。この基本を押さえるだけでも、住まいの安心感はぐっと高まります。
すべてを一度にやろうとすると大変なので、まずはベランダの排水口ひとつからでも始めてみてください。天気が荒れる前の穏やかな日にこそ、少しずつ備えを整えていきましょう。


