ヒッチハイク初心者におすすめ!アイランドヒッチハイクをしよう!

ヒッチハイクはじめての方へ

旅好きなら一度はやってみたいヒッチハイク!

ヒッチハイクとは、「通りがかりの自動車に(無料で)乗せてもらうこと」を言います。「ヒッチハイク」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。  2018年8月23日 (木) 14:42 UTC、URL:
Wikipediaヒッチハイク
なんてったって、一番怖いのは、目的地ではないどこか遠くに連れて行かれてしまうこと。
でも、その不安を解消してヒッチハイクをする方法をついに、見つけました。
それが、島でヒッチハイクをすること!
名付けて「アイランドヒッチハイク」!
島なら、どこか遠くといえども行ける範囲が限られているし、島民の人同士の人とのつながりのおかげで、「何か」が起こりにくいし。
ヒッチハイクビギナーとしては天国の場所ではなかろうか、いや、そうに違いない!
ということで、長崎県壱岐島ではじめてのヒッチハイクをしてみました。

ヒッチハイクの種類

ヒッチハイクで車をとめる方法は大きく3つあります。

①指サインで車を止める

道路に向かって、親指を立てて(グーサイン)でドライバーにアピールする方法です。
映画やドラマでよく見るのはこのタイプです。これで止まってもらえるとクールです。

②止まっている車に直接声をかけて交渉する

駐車場や信号待ちをしている車に直接声をかけて、ドライバーに交渉する方法です。
かなり勇気がいります。

③ボードを使う

大きめの紙やダンボールに行き先を書いて、ドライバーにアピールする方法です。
行き先をあらかじめ掲示しているので、伝わりやすく、乗せてもらいやすいです。

今回は、最も主流であり、コンバーション率が高い、「ボードを使う」方法で挑戦してみました。

ボードを使ったアイランドヒッチハイクの準備!

・準備するもの
ダンボール(目的地の数)
油性マジック

行きたい方面をドライバーの方によく見えるように、紙いっぱいに書きます。
「お願いします(涙)」といった、必死メッセージを入れたい気持ちはやまやまですが、アイランドヒッチハイクでは、基本、同じ方面に向かっている島民の方に、ついでに拾ってもらうことが大事。
ここは、見やすさ重視!

いざ、ヒッチハイク

車に止まってもらうコツ

ドライバーの気持ちになって、止まりやすい場所と目に入りやすい場所を見つける必要があります。
例えば、信号機の近くやコンビニなどです。

車の中での過ごし方のコツ

アイランドヒッチハイクでは、移動距離が限られているので、移動時間はおおよそ20分ほどが平均的。お互いの自己紹介をしながら過ごすのにちょうどいいくらいの時間。社内の沈黙はだいぶ気まずいので事前にトピックを考えておいた方がベター。

お礼を言うのを忘れずに

無償で迷える子羊を拾ってくれた方には、盛大に「ありがとうございます」と、お礼の気持をお伝えしましょう!

壱岐島でのアイランドヒッチハイク

今回初めてのアイランドヒッチハイクは、滞在中の芦辺「みなとやゲストハウス」をスタートし、勝本の「モカジャバコーヒー大久保本店」でランチをして、湯ノ本温泉「国民宿舎壱岐島荘」で温泉に入ってのんびりした後、みなとやに戻ってくるコース。
全長約28km、車で50分ほど。

方面をでっかく書いたダンボールを持って、どきどきのアイランドヒッチハイクへ。

まずはみなとやから近くの信号機を狙って「勝本方面」と書かれたボードを掲げてみる。
が。。。。
車通りが少な過ぎで捕まる気がしない。。。笑
早めに切り上げて、ちょっと長めのトンネルをとぼとぼ抜ける。

5分ほど歩いたところにあるファミリーマートへ移動。
ファミリーマートを利用される方を狙って、駐車場の入口に立つこと、5分。
1人の漁師さんが、話しかけてきてくれました。
記念すべき初ヒッチハイクは漁師さん…!感謝…!
しかもコンビニで私の分のお茶も買ってくれるというやさしさ100%。
幸先良すぎて涙出そうになりました。
車内に乗り込んで、目的地の勝本のカフェを伝えると、行ったことがないそうで、グーグル・マップで急いで確認。
近くの郵便局まで連れて行ってもらえることになりました。
移動時間は20分ほど。
「今日、お仕事ですか?」という世間話から、話しかけたものの、なんだか、すごく、、人見知りしている…!笑
普段ぜんぜん人見知りしないのに、車内の密室で、はじめましての人と二人きりは、さすがの緊張。どきどき。
極力普段通りの会話をするけれど、頭の中は「次の話は何にしよう」と、フル回転しました。
でも、10分ほど話すとだんだん落ち着いてきて、お話も盛り上がり。
漁師さんも打ち解けてくださって、女1人でヒッチハイクしていることを、とても心配されました。笑。
無事勝本に到着し、お礼を伝えて、さようならしました。やさしい紳士的な漁師さん。
本当にありがとうございます!

勝本は昔から名のある港町で、通りを一本はいると歴史を感じる建物が軒を連ねています。
その一角に佇む、「モカジャバコーヒー 大久保本店」。

約140年前に海産物問屋として建築された木造二階建て住宅を改装し、2008年にモカジャバカフェ大久保本店としてオープンしたそう。大久保の屋号は当時の屋号だそうです。

ここのおすすめは、「壱岐牛を使ったハンバーガー」

単品だと900円、ポテトとドリンクもついて1050円!
なかなかボリューミーなプレートです。
ジューシーだけど重すぎない壱岐牛がふわふわのパンズと合っていて、とてもおいしい〜!
Wifiもあるので、ノマドウォーカーの方にもおすすめ。
腹ごしらえもすんだところで、次の目的地「湯ノ本温泉 国民宿舎壱岐島荘」へ。
勝本はあいにくのどしゃぶり。港もなんだか寂しい雰囲気。

こんなところで、「乗せてもらえるかな〜」と、不安爆発。
と思いきや…!
歩き始めて2分で乗せてもらえました。笑
やさしくて明るい男性三人組!
しかも、「ヒッチハイクしてるんだね〜!どーぞー!」と。
不信感ゼロのウェルカムモードに感激。
すべりこむように乗車させて頂きました。
みなさんもちょうど湯ノ本温泉に行く予定だったそう。
乗せてくれた方々とは別の施設だったにも関わらず、私が行きたい「壱岐島荘」の目の前まで送り届けてくれました。
気さくで、あたたかくて、本当にいい人たちでした。
こんなに上手くいって大丈夫かな〜と思うほどに。

今回日帰り温泉で利用した「壱岐島荘」は、宿泊と日帰り温泉のどちらも受け入れしています。日帰りの場合は、430円とお手頃価格。

壱岐島の温泉は、黄土色で塩味のある温泉です。

成分は、「ナトリウム塩化物泉」。
神経痛、婦人病、リウマチ、胃腸病などに効果があり。
おいしいものを食べて、気持ちの良い温泉にも入って、壱岐島を堪能したところで、いよいよ帰宅の途に。
ここまで、上手く行ってたので、ノリノリで外に出たら、気がついてしまった。
ここ、もしかして、人通りないんじゃ…笑
夕方16時半。
帰宅途中の人に乗せてもらえるかと思いきや、想像以上に車も人も通らない。
それでも、たまに通る車に、祈るような目で視線を送るけれど、なかなか止まってくれない。。

これ以上行くと山道になる手前で待つこと15分。
一台の車が、すーっと目の前で、ストップしました。
「何してるの?」
「あの、今、ヒッチハイクをしていて、芦辺方面に行く方に乗せてもらえないかと思ってまして。。。」
「…ヒッチハイク?ふーん。まぁ、では、行きましょう。」
きたーーーー!歓喜!
よ、良かった(涙)
3人目は、Iターンで壱岐島にいらっしゃった自営業をされている方。
島外の方から見た壱岐島についてお話している内に、無事みなとやに到着!
ヒッチハイク大成功!
乗せてくれた方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。

アイランドヒッチハイクをやってみて

こんなにスムーズに乗せてもらえると微塵も思ってなかったので、正直驚きました。
短時間でも、乗せてくれた方々それぞれと、違う話題で盛り上がったり、異なる価値観を知ったりと、とても刺激的でした。
ヒッチハイクしなかったら会えなかったと思うと不思議。
一期一会の出会いや、人のあたたかさを知ることができるのがヒッチハイクの醍醐味なんですね!
一度ヒッチハイクをしてみたい方、まずはアイランドヒッチハイクで挑戦してみてはいかがですか?

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文/旅するフリーランス女将 櫻井智里(さくらいちさと)
参考URL/https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/30123/30123.html

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