日本初現金お断り!!キャッシュレスな飲食店GATHERING TABLE PANTRY馬喰町店に行ってみた!

日本初現金お断り!!キャッシュレスな飲食店GATHERING TABLE PANTRY馬喰町店

キャッシュレスな飲食店。
それは現金(紙幣と硬貨)が使えないお店であり
財布にお金を持っていても食事ができないということ。

そんな馬鹿なお店あるかよ・・・・なんて思ったあなた。
アメリカはもちろん実はお隣中国や韓国など世界中には当然のように存在し、日本は未だ現金を主体にしたIT遅延国家になってしまっていることにお気づきだろうか。

巷ではこんな記事が出回っています。

日本って先進国だろ? なぜまだキャッシュレス化が進んでいないのか=中国

しかし電子マネーやクレジットカードなら使えるので現金を持たなくても食事が出来る、
お手持ちのスマホやSuicaなんかでチャリンで終わる、
とってもとっても現金という無駄を省いた素敵な決済システムのみに特化した未来の飲食店なのだ。

そんなお店を作ったのが、皆様御存知ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を運営しているロイヤルホールディングス。
そこで今回、日本で初めて現金はお断り!でGATHERING TABLE PANTRY馬喰町店(ギャザリングテーブルパントリーばくろうちょうてん)に行ってみたので詳細をレポートしてみたいと思う。

店内はコンクリート打ちっぱなしの壁と床。
おしゃれな内装で近未来感を思わせる店内。

人員はホール2名とキッチン1名の計3名。
この大きさのお店を運営するには通常のお店と比べ1名少ない人数で運営できている。
お店の混み方からすれば、ペッパーくんのような接客ロボットが席の配置まで案内できれば、ホールも1名で十分こなせるであろう仕組みができあがっていた。

店内入って中央のカウンター席に着席。

カウンター席のしっかりと電源も完備されており、PCを持った方やスマホを充電するなどの需要にも耐えられる仕様となっています。

笑顔のお姉さんに、入店は初めてかどうか聞かれ、タッチパネル式のオーダーシステムである事と、お支払に現金が使えないことを説明され承認をもらう。

もちろん普段より、iPhoneアンドロイドのスマホとも、Suica、iD、クイックペイ、EDYにクレジットカードを登録したAPPLEPAYを装備している筆者にとって、この質問はナンセンス。
笑顔で承認し、さっそく卓上のタッチパネル式オーダータブレットを眺めてみた。

その中から注文してみたのは
キリン一番搾りは500円
料理はPANTRYの煮込みハンバーグ980円をチョイス。
注文が完了するとTHANKSの文字が。

ビールが出てきて、一人でこっそり乾杯!
渋谷や新宿にこのお店が出来たのであれば、僕は余り驚かなかった。
しかし、日本橋馬喰町というかつて日本の高度成長期を支えた繊維の問屋街であり、現在はそのを失いつつあるこの場所で、現金お断りが受け入れられるかどうかにチャレンジしたロイヤルホールディングスのご担当者様のチャレンジに乾杯した。

続いて、PANTRYの煮込みハンバーグが到着。
お箸が食器がなかったので、タブレットの「店員さんを呼ぶ」というボタンを押してみます。
申し訳ございませんでしたと、すぐにスタッフの方がフォークとナイフを届けてくれました。

いざ実食。

断面はこんな感じ


とてもジューシーで旨いハンバーグ。
デミグラスソースも濃厚で、一緒にご飯なんかも食べたくなります。

その他のメニューはソフトドリンクもアイスティーとコーヒーがそれぞれ400円
ビーフジャワカレー880円やビーフシチュー1180円など、ランチ時や食事メニューもしっかりしてる。

オニオングラタンスープ480円
チキンハーブグリルとレンズ豆680円
ケールサラダ880円
タルトフランベナチュール480円
前菜はウエスタンパンチェッタ680円やパテドカンパーニュ680円などなど、飲みにくるのにも十分なラインナップが揃っている。

続いてハウスワインの白タティアラ380円と、ワインに合いそうな焼きブロッコリー〜ペペロンチーノソース〜430円を選んで、タブレットからポチッと送信。

追加注文してみた。

しばらく待って、ハウスワインの白タティアラとブロッコリー〜ペペロンチーノソース〜が到着。

ガーリックの香りがきいて、辛味もありシンプルな味付けで美味しいです。
白ワインとのマリアージュは最高ですね。

お会計もタブレットで

お会計ボタンを押してレジカウンターへ。

最後はドコモのiDでチャリンと決済完了。

お店を出ました。

最後に

これらオーダーシステムや決済システムは、低価格業態の居酒屋や回転寿司などをはじめ、コンビニなどお店では当たり前の用に導入されていますが、今回現金をハッキリお断りしたところと、日本橋馬喰町という場所に出店したところにこのお店の凄さを感じます。
日本橋馬喰町や東日本橋、浅草橋近辺のこの場所は、近年airbnbなどから検索できる海外からの旅行客が低価格で泊まれる、宿泊施設も急激に増えてきており、海外旅行客に日本のIT飲食店を経験してもらうには、良い広報効果を期待できると思う。
資本力のある企業でなければなし得ないこの思い切った試みは、日本の外食業界がキャッシュレスという超効率的な仕組みに挑む最初の架け橋になってくれることを願ってやみません。

日本の外食業界を、新しい仕組みで是非引っ張っていっていただきたいと思います。



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